「産後うつのリアルから考える、企業の成長とWell-beingの架け橋とは」
~第174回 政策勉強会 登壇レポート~
2026年1月30日
第174回 若手・中堅による政策勉強会にて
PROTON代表の落合が登壇いたしました
「離職を防ぎ、復職をスムーズに」をテーマに
なぜ今、企業の中に「助産師」という視点が必要なのか
現場の生々しい事例を交えながら
これからの社会と組織のあり方についてお話しした内容を
ダイジェストでお届けします
- 助産師は「一生」を支える専門家
多くの方が抱く「助産師=病院で出産を助ける人」というイメージ
しかし、本来の役割は性教育から不妊治療、産前産後、更年期まで
女性の生涯(ライフデザイン)に寄り添う専門家です
PROTONは、この助産師の知見をビジネスの現場に還元し
産業医の「助産師版」として、企業と従業員の架け橋(Bridge!)となる
コンサルティングを展開しています
- 「産後うつ」を甘く見てはいけない——現場の実際
今回の登壇で最も反響をいただいたのが
産後うつの具体的な事例です
一見、リスクがないように見える方でも、産後わずかで
「死にたい」と涙を流す状況に陥ることがあります
産後うつは10〜15%の割合で発生し、現在は男性の産後うつも
社会課題となっています。これは決して個人の責任ではなく
ホルモンバランスや睡眠不足、そして社会的なサポート不足が複雑に
絡み合った「社会全体で解決すべき問題」なのです
- なぜ企業に「対話」と「架け橋」が必要なのか
30歳という、仕事でも脂が乗ってくる時期は
第一子出産の平均年齢と重なります
経営側: 「優秀な人材に働き続けてほしい」
従業員側: 「キャリアと育児の両立に、言葉にできない不安がある」
管理職: 「ハラスメントを恐れて、どう声をかけていいか分からない」
このギャップを埋めるのは、制度(ハード)だけではなく
一人ひとりに寄り添った「対話(ソフト)」です。
PROTONは、ボードゲーム『サンゴクエスト』などのワークショップを通じ
互いの状況を「正しく知る」ことから始め
心理的安全性の高い組織づくりをサポートしています
- 参加者の声:表面的な対応は「見透かされる」
主催者の方からは
「浅薄な知見で対応することの危険性を感じた。
表面的な対応は見透かされるリスクがある」という
非常に重みのある気づきをいただきました。
また、こうしたケアを継続するためには企業の収益力や基盤、
そして「大人が挑戦する背中を見せること」が重要であるという議論にも
発展しました。
結びに代えて
「妊娠は病気ではない」という言葉が
時に当事者を追い詰めることがあります。
個別の事情が大きく、センシティブだからこそ
専門家である助産師が企業の間に入る。
それが離職を防ぎ、復職をスムーズにし
結果として企業のウェルビーイングに繋がると確信しています。
PROTONはまだ発展途上です
これからも「産む・育てる・サポートする人」を支えるため
社会のアップデートに挑戦し続けます











